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ぶどうの芽傷処理(メキズショリ)

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みなさん こんにちは。今日は2月11日建国記念日です。天候も良く暖かいぶどうの作業にはベストな気象条件です。
現在 前回のブログでご案内した“シャインマスカット等ぶどうの粗皮削り”を継続しています。漸く30本作業が終わりました。進捗率は約30%です。
さて 今回はぶどうの“芽傷処理”について綴っていきます。
芽傷処理はシャインマスカット等ぶどうの発芽促進のためにする作業です。処理する対象は昨年植栽(2年生苗)したぶどうです。
わたしたちのぶどう園では昨年“我が道”(ワガミチ 赤品種 皮ごと食べられる)と“天晴”(アッパレ 黄緑品種 皮ごと食べられる)を植栽しました。今年サンプル出荷しますのでご期待ください。
ぶどうの発芽(芽が出ること)は枝の先端部分と根元に近い部分が優勢(専門用語は頂部優勢・基部優勢)です。
この発生原因は発芽抑制ホルモンです。このホルモンの流れを遮断する作業が芽傷処理になります。
芽傷処理をしないと中間部分の芽が出ないことが多発します。
芽が出ないとその部分にはシャインマスカット等ぶどうが成らなくなります。このことはぶどうを栽培する者にとって致命傷になります。
芽傷処理は専用のハサミを使用します。そのハサミを利用して芽の先端5ミリ部分に傷をつけます。
具体的にはぶどう茎の表皮すぐ下の“道管”(水分や養分を運ぶ管)を切断する処理です。この処理により中間部分の発芽が促進されます。

芽傷処理作業

今回はぶどうの芽傷処理について綴ってみました。最後までお読みいただきありがとうございました。
引続き適時にシャインマスカット等ぶどうについて私たちの思いを発信していきます。それではまた。

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