初めまして この度、私たち“おさなごファーム”はホームページを立ち上げました。
ホームページの立ち上げに際し、ご尽力いただきましたI Tコーディネーターの福田さまをはじめ、ひろしま産業振興機構の担当者さま大変ありがとうございました。
このホームページを通して皆さんに“シャインマスカット等のぶどう”に関しての様々な情報を発信してまいります。
記念すべき今回は、第一弾として“シャインマスカットの粗皮削り”について綴っていきます。どうぞ最後までお付き合いください。
私たちの農園では１月下旬に入り、最低気温は毎日のように氷点下5℃を下回っています。ようやく剪定作業が終わり次のステージ“粗皮削り”作業に移っています。
粗皮削り前のシャインマスカット
粗皮削りとはシャインマスカットの樹の皮を剥がす作業のことです。シャインマスカットは成長するにつれ樹の表皮が老化してささくれてきます。そのささくれた隙間が病害虫の棲家となって越冬します。
農薬散布等で防除しますが、粗皮があると病害虫のバリアとなって薬剤の効果が阻害されます。
シャインマスカットは病害虫に弱いとてもデリケートな植物です。このためこの粗皮削りは重要な作業となります。粗皮削りはシャインマスカットの樹皮を一本一本丁寧にヘラを使って剥がす地道な作業です。
シャインマスカットの樹一本にかかる粗皮削りの所要時間は約30分です。
シャインマスカットは一つとして同じ樹形のものはありません。複雑な樹形に沿ってシャインマスカットの芽を傷つけないように丁寧に剥がしていきます。
その作業は一心不乱・全集中（少し大袈裟ですが）で行います。例えて言うなら赤ちゃんを入浴させて全身を優しく洗い流す感じでしょうか？
こうして粗皮削りをするとシャインマスカットの樹は見違えるほど綺麗になります。寒いこの時期にシャインマスカットが風邪をひくのではないかと思えるほど寒そうに見えます。
大変な作業ですがやり切った後はとても清々しい気持ちで満足感があります。
粗皮削り後のシャインマスカット
今回はシャインマスカットの粗皮削りについて綴ってみました。最後までお読みいただきありがとうございました。これから適時にシャインマスカット等のぶどうについて、私たちの思いを発信していきます。それではまた。
